アスリートとアルコール(2)(断酒48日目)
いの丸です。
オリンピック、まだまだ熱いですね。陸上リレー、レスリング、銀メダルということでおめでとうございます!
過去の記事でアスリートほどアルコール問題から遠い存在はないのでは、という内容の記事を書きましたが、どうやらそれほど単純な話ではないようです。
不祥事をあれこれ調べて批判する趣味はないのですが、大会中、アルコールが関わっている事件が2件ありました。
私が知らないだけで、実際はもっと発生しているのかもしれませんけど、1件目はオランダの体操の選手が祝い酒を飲んだ後、夜のリオに繰り出して戻って来なかった事件。
どうやらこの人物は前科があって、以前大麻でも捕まっていたらしい。事件後、本国に強制送還されたらしい。試合にも出れず、なんとバカなことを。
もう1件は米国の競泳の選手。リオで酒に酔って器物破損して警備員に拘束。その後、リオで強盗に襲われたという話をでっち上げ、嘘だとばれて批判の嵐が起こっているとか。
これもスポーツの祭典に水をさす事件でしかなく、結局誰も得をした人はいないわけです。
多くの感動と涙の裏に少なからずこういった酒がらみの事件があるというのは情けない話です。
これを単に酒をコントロールできなかった本人の過失のせいにしてしまうのは如何なものかと思います。
アスリートのようないわば超人でもアルコールの誘惑に時として勝てず、人生を狂わせてしまうわけです。
アルコールはそういう危険性を持った薬物であることをもっと多くの人が理解すべきかと。
不祥事を起こした本人を責めてもあまり意味がないし、そんなことは昔から延々と繰り返してきたわけですから。
本人をいくら批判したところで根本的な問題の解決にはならないことに気付くべきかと思います。
酒メーカーが大口のスポンサーであるオリンピック主催者もメディアもアルコール自体が問題だとは決して言わないのでしょうけど。
私は逆だと思います。悪いのは選手ではなくて、お前だよ、酒よ。
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