メタノール中毒とは(断酒47日目)
いの丸です。
密造酒。これを飲んで死亡したというニュースがたまに発生しています。先進国で発生するのは稀で、途上国、中でもインドで起こっている場合が多いように思います。
死亡の原因はメタノール中毒ということで、密造業者が故意にメタノールを添加することで悲劇を生んでいるようです。
ご存知のとおり、酒の正体はエタノールですが、メタノールはエタノールから炭素が1つ取れただけで、エタノールと同様、水に溶ける性質なので混ぜられたらわかりません。
エタノールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され、最終的には無害な酢酸まで分解され、やがて体内から排出されます。
一方、メタノールは恐らく肝臓でホルムアルデヒドに分解され、そして蟻酸に分解されるらしい。
メタノール中毒になると失明することはよく知られたことですが、要はホルムアルデヒドと蟻酸がその原因でした。
代謝産物が猛毒なのです。で、中毒が進むと死に至るわけです。ホルムアルデヒドとはホルマリンのことですからいかにも毒々しい。
金儲けのためとはいえ、エタノールの代わりにメタノールを入れて酒として販売するわけなので殺人行為ですよね。
買う側も無知で安ければ何でもいいってことなんでしょうけど、メタノール中毒事件が繰り返し起こるってところにインド社会の底辺の深い闇を感じさせてくれますね。
度胸試しにスラムで安い酒を買うのは絶対に止めた方が良さそうです。
ていうか、酒を飲まなければ、少なくともメタノール中毒という悲惨な死に方避けられますね。君子危うきに近寄らず。
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